抽出した後にコーヒー粕がごみになってしまうコーヒー。せっかく普段飲んでいるコーヒー豆をスペシャルティコーヒーやウェアトレードコーヒーに変えたのに、コーヒー粕がごみになってしまってはもったいないですよね。
コーヒー豆は、乾燥させれば消臭剤や除草剤の代わりとして使うことができます。消臭剤として使う場合も、最終的に庭や植木に巻いて除草剤として使えばゼロウェイストにコーヒーを楽しめるのでおすすめです。
ただし、コーヒー粕を再利用する場合には、乾燥させる必要があるので要注意。この記事では、コーヒー粕を乾燥させる方法についてもお伝えしますので、ぜひコーヒーをゼロウェイストに楽しむ参考にしてください。
コーヒー粕を乾燥させるために準備するもの
コーヒー粕を乾燥させるために準備するものをお伝えします。ここでお伝えするものは、あくまで一例なので、ご自身の生活環境ややりやすい方法に合わせて変更してください。準備するものは、次の3つです。
- 器（コーヒー粕を一時的に置いておくため）
- タッパー（乾燥時・消臭剤としての容器として使用するため）
- 水切りネットまたは洗濯ネット（風でコーヒー豆が舞ってしまうのを防ぐため）
コーヒー粕を乾燥させる方法
コーヒー粕は、晴れた日に半日ほど外干しすれば、しっかりと乾燥させることができます。ここでは、乾燥させる手順についてお伝えしますので、チェックしてみてください。
コーヒー豆に含まれた水分が落ちなくなるまで器に置いておく
コーヒーを抽出した後は、コーヒー粕にまだ水分が残っているとフィルターからポタポタとコーヒーが垂れてきてしまいますよね。その残りの水分が完全に落ちてこなくなるまで、器に置いておきましょう。すぐに、乾燥させても構いませんが、コーヒーがこぼれてシミになったり、手が汚れてしまったりするので、一時的に器に置いておくのがおすすめです。
また、コーヒー抽出後にある程度乾かしておいた方が、次の工程でタッパーにコーヒー粕を移し替えるときに、コーヒー粕が手に引っ付いてしまったり、ペーパーフィルターにコーヒー粕が大量に残ってしまったりということがなくスムーズに作業をすることができます。もし時間がかかっても問題がなければ、ペーパーフィルターが完全に乾き切った状態になるまで置いておくのがベストです。
ある程度乾いたらタッパーに移し替える
ある程度コーヒー粕が乾いたら、タッパーに移し替えましょう。タッパーに移し替える際は、コーヒー粕がこぼれる可能性があるので、台所などコーヒー粕がこぼれてもすぐに対処できる場所で行うことをおすすめします。もし、犬を飼っている場合、コーヒーに含まれるカフェインは犬にとって体に良くない成分なので、コーヒー粕を床にこぼした場合にはすぐに掃除するようにしましょう。
半日ほど天日干しして乾かす
タッパーに移し替えたら、玄関や庭など日がよくあたる場所で半日ほど天日干しします。風でコーヒー粕が飛ばされる危険性があるので、タッパーを洗濯ネットや排水溝に使う水切りネットなどに入れてから外で干すのがおすすめです。しっかりと乾かさないとカビが発生してしまうので、半乾きになっていないかどうか注意してください。
また、もし時間をかけたくない場合は、電子レンジを使って乾燥させることもできます。電子レンジで乾燥させる場合は、ラップはせずに600Wで2〜3分ほど温めましょう。ただし、電子レンジだと乾燥箇所にムラが出てしまったり、温める際に大量の水蒸気が電子レンジ内に充満するので、30〜1分を目安に、コーヒー粕をかき混ぜながら乾燥させることをおすすめします。電子レンジで乾燥させると、電子レンジ内の脱臭にもなるので一石二鳥です。
コーヒー粕を消臭剤として使おう！
乾燥させたコーヒー粕は消臭剤として使いましょう。タッパーに入れたまま部屋に置いておくだけで、消臭剤として使えるので、手間もかからずおすすめです。また、ティッシュなどに小分けすれば、靴の消臭や冷蔵庫内の消臭など、気になる場所の消臭剤として使うことができます。ごみ箱に入れれば、ごみ箱内の嫌な臭いを抑えることもできますよ。
消臭剤として使ったら、捨てずに除草剤として庭に撒こう
消臭剤として使い終わったら、捨てずに除草剤として庭に撒きましょう。使い終わったコーヒー粕は、ごみとして捨ててしまうと本末転倒になってしまうので、除草剤として庭に撒くことでさらに再利用することができます。
コーヒーは、ゼロウェイストに楽しもう！
毎日飲むコーヒーから、ゼロウェイスト活動に貢献してみましょう。コーヒー粕を再利用すれば、ごみの削減につながるだけでなく、消臭や脱臭などに使えるので、消臭剤や除草剤を購入する費用の削減にもつながるメリットもあります。ぜひ、楽しみながらゼロウェイスト活動を始めていきましょう。
関連記事
No responses yet